寒風も吹き飛び、足も攣る!昇也さん、2時間以上の大熱演!

春風亭昇也:「寄合酒」

春風亭昇也:「時そば(昇也オリジナル)」

-お仲入り-

春風亭昇也:「勘定板」

春風亭昇也:「廿四孝」

 

 

久しぶりの「くがらく」。昇也さん人気のおかげで、大入り大盛況になりました。お客さんの入りに昇也さん喜んでくれたのでしょうか。4席2時間以上の大熱演の一大高座。(長かった…)と感じたお客様もいらっしゃったこととは思いますが、何卒ご容赦ください。「くがらく」に気持ちを入れていただいて、主催者側としては冥利に尽きます。熱演以上に、高座の温度設定が熱かったかもしれません。昇也さん、会の終盤、どうやら足がツっていたらしく…。

まずは「寄合酒」。昇也さんお得意の一席から。と、その前に、昇也さんがもっとも得意とする「まくら」です。初めて昇也さんの高座をお聞きになったお客様、覚えておいてください。これが昇也高座の幕開きです。お客様の気持ちをぐぐっと引き寄せる技量。高座と客席が一瞬にしてひとつになりました。

二席目は「時そば」。サゲだけが(昇也オリジナル)のネタはいろいろあっても、ここまで(昇也オリジナル)に改良されたのは、いまのところ「時そば」だけではないでしょうか。寒い時期の噺、名作古典の「時そば」を昇也さんなりの考え(お客様に自然に受けいられる設定で、笑いを起こしたい)で改良した聞き応え、見応え(ある仕草がとっても可笑しいのです)のある一席です。

仲入りを挟んで、もう一席。と思っていたら、なんと「後半、二席やります」と昇也さん。

寄席サイズ(10~15分)の「勘定板」。蕎麦の噺のあとでよかったです。順番が違っていたら、あそこまで蕎麦が美味しそうには見えなかったでしょう。もちろん昇也さん的には、その辺も計算の上でしょうけれども。打ち上げに参加したお客様が何人か面白いことをおっしゃっていました。「わたし、これから“勘定する”って言います」とか「“勘定する”って言い回しを流行らせたい」とかとか。算盤の違いについても激論が交わされていて、そこも興味深かったです。巴の算盤には無理だ!いや、あれは現在のそろばんと違い「底」がある“箱型だ”などなど。落語って楽しい!

とどめは(笑)、昇也さんが常々「笑いを回収するまでの前段が長いんですよね~」と語っていた「廿四孝」。このとき、主催者側としては(長くなるな)ということを確信したわけであります。ただ、これは中々聞けない噺でもあります。もしかすると、昇太師匠くらいしかいないのでは?その昇太師匠直伝のネタです。もはや完成形といってもよいくらい磨かれまくっている「寄合酒」や「時そば」とは違い、これからどう磨かれ、進化していくかを楽しむことが出来るネタでもあります。

昇也さんは高座で足が攣った2時間かもしれませんが、お客様は1,000円でここまでたっぷり。「海老で鯛を釣」った2時間だったのではないでしょうか。

どうです。本当だったでしょう。まさに「しゃべりだしたら止まらない!」春風亭昇也ワールド。

昇也ワールド初体験だった方、(春風亭昇也って、こんなにおもしろかったのか)というコトに気づいていただけましたら幸いです。

 

(文責:くがらく編集部)



〔日 付〕 2016 年 1 月23 日(土) 
〔時 間〕 開場18:00 /開演18:30( 1時間30分ほど)

〔出 演〕 春風亭昇也さん(2~3席)
〔木戸銭〕 1,000 円
〔会 場〕 鵜の木八幡神社(大田区南久が原2-24 -1) 客席数(イス席)は、最大で60名ほどですので、できるだけ、事前にご予約いただけると助かります。
〔交 通〕 東急池上線 久が原駅・多摩川線 鵜の木駅 ともに徒歩7分


〔ご予約・お問い合わせ〕 久が原落語友の会
 090-4824-9243(留守電の際は折り返し、ご連絡差し上げます。)
 電子メールアドレス : rakugo@miura-re-design.com

 

※終演後は希望者の方と昇也さんを囲んで打ち上げをします。木戸銭とは料金は別になります。場所は、神社近くの小料理屋「さより」です。小さなお店なため、人数には限りがあります(20数名程度)。ご希望の方は、お早めにお申し出ください。

 ※終演後の打ち上げは、申し込み人数が定員に達しましたので、締め切りとさせていただきました。